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【望遠鏡】斜鏡の光軸合わせ

【望遠鏡】斜鏡の光軸合わせ

反射式望遠鏡の光軸

今夜の部分月食の撮影に向けて、光軸調整。最近このブログに掲載した直焦点撮影による天体写真は、光軸がズレていた模様です。光軸がズレると、写野内において二重に写ったり、ボヤけて見えるなど、解像度(視力)が落ちます。


光軸合わせの方法

ビクセンR200SS鏡筒の場合、以下のようにして斜鏡の光軸を調整します。主鏡の調整を行う場合は、主鏡の裏側に同様のネジがありますのでそこを調整しましょう。

さて、接眼部から覗いてみて、自分の目の位置が斜鏡の中央にくるように調整します。鏡筒は垂直に立てた状態で行うとやりやすいと思います。

上にズレている
イメージ 1
カメラ : ニコン COOLPIX995
露出時間 : 1/2.1秒
レンズF値 : F2.9
レンズの焦点距離 : 11.30(mm)

ここでは撮影のためにカメラ自身のレンズが写っていますが、目で覗いている場合は自分の目が見えます。


六角レンチで斜鏡調整
イメージ 2
カメラ : ニコン COOLPIX995
露出時間 : 1/60秒
レンズF値 : F2.6
レンズの焦点距離 : 8.20(mm)

上にズレている「目」を下へもってくればいいので、向かって上の穴ネジをきつい方へ回せばよい。その回転のためには、まずきっちり締まっている左下・右下の穴をゆるい方へ同じ量だけ回して上の穴に「遊び」を作らせておく必要があります。その後、上の穴をきつい方へ回す。

これはファインダーの3ネジ調整法と同じやり方です。慣れれば簡単にできるはずです。

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p2k6◇解説魂

開始日: 2005/2/9(水)