【台風13号】暴風域の不気味な晴れ間

台風中心すぐ東側に晴れ間

さて、９月17日夕方、九州を直撃した台風13号ですが、台風が佐世保市付近に初上陸した頃、当地(熊本市)でも最接近となりました。中心付近の最大風速は40mほどだったと思いますが、もの凄い暴風が吹いているのに、雨がほとんど降らないという不思議な台風でした。

そればかりか、なんと最接近の暴風時に突然晴れ間が現れたのです！ 台風の目が通過しているわけでもないのに、レーダーを見ると中心右側(東側)には雨のない領域が広がっていたのです。そこが通過したため、風ばかりで雨があまり降りませんでした。しかも、夕暮れの頃に晴れ間が現れたため、台風特有のもくもくとした雲がはっきり見え、不気味なほどコントラストが高い空を見ることができました。

もちろん、暴風の最中ですので、風の吹く南側の窓は開けることはできませんでしたので南東の空は窓越し撮影です。画像処理で適度にコントラスト・色調整、シャープ処理など施してあります。

北東の空の青空

撮影日時 : 2006年９月17日 18:28
撮影地 : 熊本県熊本市
カメラ : ニコン D70
露出時間 : 1/15秒
レンズF値 : F4.0
レンズの焦点距離 : 25.00(mm)

西と北東の空

撮影日時 : 2006年９月17日 18:22, 18:25
撮影地 : 熊本県熊本市
カメラ : ニコン D70
露出時間 : 1/20, 1/40秒

不気味なほどの(空の)透明度です。今回は「台風の目」ではありませんでしたが、いつか目の中も見てみたいものですが、台風はたいてい北上するにつれて目が崩れてきますから、沖縄あたりでないと「目の中」は難しいかもしれませんね。

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