太陽【10月23日撮影】
太陽【10月23日撮影】
テスト撮影
この記事タイトルではアレですが先程望遠鏡で撮影した昼間の恒星、SUN(太陽面)の写真です。九州では今朝雨が降っていましたが昼には晴れました。いよいよ来月、11月9日に待望の水星日面通過が起こりますので、その撮影のリハーサルとして太陽面を撮ってみました。現在、太陽活動は極小期を迎えており、太陽面には黒点が全くないのっぺらぼうな状態もしょっちゅうです。前回は2000年に極大となりましたので、次回の活動は2011~2012年頃でしょうか。6年後の話ですが次回の極大期はすごくなるらしくフレアが発生すると電子機器などへの被害が懸念されます。
ピントは正確には合わせていません。困ったことにシャッタースピード最速値の1/8000秒でも太陽面中心部が白飛びしてしまいました。20cmの反射鏡でしかも直焦点で太陽撮っていますので、太陽が眩し過ぎるのですね。試しにEV補正をマイナス側にうんと下げてみると白飛びを回避できました。太陽の色は補正前の生画像ではピンク色に写っていましたので、太陽らしい色になるように整えました。
黒点部の強トリミング |
コリメート法に切り替えるのが面倒臭かったので、直焦点の強トリミングバージョンを載せます。強力なレベル調整の過程で色が変になりました。こんな時はモノクロにしたほうが良いですね。色自体が擬似的なので。
SOHOで黒点チェック
SOHO(ソーホー)という太陽観測衛星をご存知でしょうか。そちらの公式サイトでは、SOHOによって毎日撮影されている現在の太陽面の画像をリアルタイムで見ることができます。http://sohowww.nascom.nasa.gov/sunspots/
この衛星による画像と、比較してみてください。太陽の向きが違うのでSOHOの画像では「0917」と書かれた黒点が右側に写っていますが、この画像にも写っているのも同じ黒点群(のはず)です。
撮影風景 |
太陽を撮ったままの設定で8千分の1秒露出で撮った超露出アンダーを補正。そもそも大口径な反射でこの使い方は間違っているのかもしれませんね。屈折欲しいです。
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p2k6◇太陽オタ
p2k6◇太陽オタ