月齢24【1月14日撮影】
月齢24【1月14日撮影】
今朝は-1℃まで冷え込み、空気の透明度が良好でしたので薄明開始前に天体撮影を行いました。当ブログではすっかり定番となった月齢シリーズ。28フルコンプリートまであと少しになってきました。望遠鏡で捉えた今朝の月をご覧下さい。
大気の揺らぎによる歪みの平均化とノイズを減らすために5枚コンポジットしましたが今回は僅かにブレかピント不良でやや解像感が物足りません。
月齢24.3の地球照 |
RegiStaxのトーンカーブ調整機能を利用し、月の昼部分の光芒(グレア)を拡張させぬまま、地球照部分だけを明るく描出。多少、月の光芒のグラデーション(階調)が不自然になってしまいましたが、ハイライト(白飛び部分)が肥大せずに強調できました。その処理過程をご紹介しましょう。
地球照部分の画像処理手順
画面上はPhotoshop(elements)にて単純にレベル調整で地球照を明るくした様子です。ヒストグラムは左に集中しているので、単純にハイライトを示すスライダを左に寄せれば、地球照部分が明るくなります。しかし、見てお判りのように、月の昼の光芒が広がって肥大してしまっています。中間域スライダのみを左に寄せる手もありますが、これですと自然な感じにはなりません。