火星 【11月12日撮影】
火星 【11月12日撮影】
11月12日 23時の火星 |
南中高度70°でくっきり火星面
今年の火星はおひつじ座にいるおかげで、南中高度は70°。一昨年の火星接近時には南中高度の低さに泣かされた日本(オーストラリアの火星に恋い焦がれたり遠征撮影にまで行く人続出)。でも、今年は地球の北半球で火星が高くなる年ですよー。せっかく南中高度が高いのに反射鏡R200SSの光軸のズレを修正することなく火星を撮り続けている24歳です。
さて、今夜撮影した火星は南中目前の高い地平高度での撮影なので、シンチレーションが小さく、動画の1コマ1コマがシャープな火星像を結んでくれました。毎回言っていますが、今回も追尾なし(ノーガイド)撮影ですので、火星が日周運動で写野を横切るDV映像を15セット撮影し、動画編集ソフト「Adobe Premiere」のモーション設定にて日周運動による動きをキャンセルしておきました。こうすることで、アライメント時の「火星の取り逃し」を防止することができるからです。追尾撮影できる環境ならばこんな煩わしい処理を踏まずに済むのですが…。
控えめバージョン |
適度バージョン |
極端バージョン |
どうでしょう? 画像処理次第で火星の表情が違って見えますね。このように撮影者個人の好みにより完成する火星画像には個性が出てきます。2003年に天文誌等情報媒体において解説された火星撮影&画像処理術にインスパイヤされて習得され、今回の火星接近にあたって新たな機材を加えて撮影した火星画像コレクション。今月いっぱい、火星撮影に勤しみたいものです。
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大シュルティスと読んだあなたは天画教徒。p2k5
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