去年11月より故障していたデジタルビデオカメラがこの度返ってきましたので(保障期間中に付き部品交換修理費1万6千円が無料です)、再び惑星撮影できるようになりました。空高く昇ったしし座の
土星、夜明け前にアン
タレスと並ぶ
木星…。これからは
木星と
土星が旬です。
コリメート
撮影日時 : 2007年1月31日 21時40分頃
撮影地 :
熊本県熊本市
カメラ :
ソニー DVR-HC90
望遠鏡鏡筒 :
ビクセン R200SS (口径200mm
焦点距離800mm, F4)
アイピース :
ビクセン LV5mm
撮影方法 : コリメート撮影
※RegiStax3にて処理: 500数十フレームをスタック&ウェーブレット変換処理
※
Photoshop-E.にて処理: 縦横比、回転、トリミング等
さて、
土星を撮影するのは1年1ヵ月ぶりです。しばらく見ない間に、
土星の環がこんなに細くなっていました。まだまだ先のことだと思っていた「
土星環消失」が近づいてきます。
土星の環の開きは、1995年に真横から眺める状態となり「消失」し、話題となりました。当時私も見ましたが、本当に真ん丸いだけの
土星でつまらないものでした。
その後、環の傾きは徐々に開いていき、2002年に最大に開き、
土星本体を取り囲むほどとなりました。現在は、再び
土星が細くなっている最中、というわけです。
年々環の傾きが小さくなっているのが判りますね。2003年のものはコンパクトデジカメによる撮影です。あまり解像度はよくありませんが、このような惑星撮影においては
反射望遠鏡よりも
屈折望遠鏡のほうが高
コントラストでシャープに撮影できるようです。
今年の
土星シーズンではシーイングの良い夜と南中時を狙って撮影を繰り返し、画質のレベルアップを図り、当ブログでも随時画像をご紹介したい所存であります。
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