アンタレスと木星と月と【2月13日撮影】
アンタレスと木星と月と【2月13日撮影】
アンタレス周辺3分半露出、星雲は写らず
18-70mmズームレンズの望遠端にて撮影した、さそり座のアンタレス(右よりのオレンジ色の星)と惑星の木星(左の白い星)です。生画像では木星の四大衛星も小さく確認することができました。手動追尾での撮影も上達し、この画像ではくっきりとした点像です。さて、オレンジ色のアンタレス周辺は銀河系中心方向にあたっていることもあり、賑やかです。今回はさそり座の高度が低かったことと、すぐ傍に月の光があったことが影響してバックグラウンドがカブりやすかったようです。もっと最高の条件で撮影すると、アンタレス周辺には星雲が写ると思います。アンタレスのすぐ右上には球状星団M4が写っていますね。
こちらは、銀河系の中心方向にあたります。今回はまだ高度が低いのと市街地なのとすぐ傍の月明りとで撮影条件が悪く、あまり鮮明には写っていませんが、条件がよければくっきりとした天の川が捉えられるはずです。暗黒帯と星雲・星団の織り成すさそり座の銀河中心部を撮影するのは昔からの夢です。
当ブログ恒例の月齢シリーズ。今朝の月はさそり座で輝いていました。月がやたら南に低いので、気味が悪かったです(現在さそり座の白道は黄道よりも大分南に下がっているのですね。どおりで天球反対のおうし座では天頂まで昇るしスバル食が頻発しているわけです。)。
今朝の月の月齢は24。ところが月齢24は先月2007年1月24日に撮影済みでした(記事 )。しかし先月の月は単一画像、今回の写真は3枚コンポジットなので画質が綺麗です。先月の月と見比べると、ひょう動の影響で同じ月の形でありながら月の模様の位置がズレているのが興味深いです。なお、今回の画像では珍しくレベル調整を行っておりません。
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