金星【2月20日撮影】
金星【2月20日撮影】
この日はシーイングが良かったので、宵の明星・金星を望遠鏡にて撮影しました。それでも低空の為、金星の像は絶えず揺ら揺らしていましたが、140フレーム使用していますので、綺麗な金星の形が浮かび上がりました。しかし輪郭がはっきりしないので、ピントは正確にあっていなかったのかもしれません。
金星が月のような形をしているのが判ると思います。最近は、立て続けに木星と土星を撮影し、当ブログで写真を掲載してきましたが、金星はそれらの惑星に比べ面白みに欠けます。なぜなら、表面模様が一切写らないからです。金星の表面は二酸化炭素の厚い雲に覆われており、のっぺらぼうなのです。探査機ならば話は別ですが、我々が望遠鏡を用いて撮影する金星の写真から得られる情報は、せいぜい色と満ち欠けの形ぐらいでしょう。
これから金星は近づきながら半月、そして三日月状へと変化していき、見頃を迎えます。当ブログでも金星の満ち欠けの過程を追って行きたいです。
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