水星の日面通過【11月9日撮影】part2
水星の日面通過【11月9日撮影】part2
ビデオ映像からの画像処理
11月9日に見られた歴史的な天文現象、「水星日面通過」。今まで忙しくて、撮り溜めた写真の画像処理ができませんでしたが、本日は半日がかりでビデオ映像のフレーム群を処理をしていました。ようやく完成したので(もう11日も過ぎてしまいましたが)、水星が太陽の前を通る様子を捉えた画像をご紹介しましょう。水星と巨大黒点 |
太陽のすぐ近くを回る惑星、「水星」が太陽面の左下部分に写っています。地球と同じく、真ん丸い形をしています。
それにしても、この黒点は(半暗部まで含めると)水星の何十倍も大きく、圧倒されます。惑星の水星が地球に最接近状態で写っているというのに、この写真では太陽のホクロのほうが存在感が大きいです。
太陽の全体写真は一眼レフデジカメによる直焦点撮影、囲み部分の拡大写真はビデオカメラによるコリメート法で撮りました。
太陽の全体写真は一眼レフデジカメによる直焦点撮影、囲み部分の拡大写真はビデオカメラによるコリメート法で撮りました。
【第3接触】太陽の淵に達する水星
太陽の淵に近づき、太陽面を抜けていく様子(現象のハイライトシーン)です。第3接触前 |
太陽面の強拡大撮影においては、惑星撮影と同じようにビデオ映像から何十枚もスタック合成すると輪郭強調に耐えうる画質が得られます。真ん丸い水星のシルエットを捉えるにはこの手法が有効に効きます。
2年前の金星日面通過でもこの手法で高解像度な反転金星像を得ることができました。次回2012年の金星日面通過は前回よりさらに発展した撮影に挑みたいです。
2年前の金星日面通過でもこの手法で高解像度な反転金星像を得ることができました。次回2012年の金星日面通過は前回よりさらに発展した撮影に挑みたいです。
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p2k6◇通過魂
p2k6◇通過魂