p2k8 blog mini

イラストを中心にその他色々紹介**天体写真はこちらに移転しました→https://p2k8-net.fc2.net/

夏の夕立。稲妻を撮ってみた!

夏の夕立。稲妻を撮ってみた!

イメージ 1

イメージ 2

1枚目:稲妻~THUNDER~ Double
撮影日時 : 2005年7月17日 20時15分
撮影地 : 熊本県熊本市
カメラ : ニコン D70
露出時間 : 14.80秒


Photoshop-E.にて画像処理(レベル補正、アンシャープマスク)
この画像はノートリミングです

2枚目:稲妻~THUNDER~ Trimed
撮影日時 : 2005年7月17日 20時06分
撮影地 : 熊本県熊本市
カメラ : ニコン D70
露出時間 : 45.00秒

Photoshop-E.にて画像処理(トリミング、レベル補正、アンシャープマスク)

突然の夕立

さて、本日(7月17日日曜日)、当地・熊本市では梅雨明けが発表されました。最高気温は35℃まで上がり、強い日射の影響で、午後になると活発な積乱雲が発生し、局地的な雷雨となりました。いわゆる夕立です。本日、私は阿蘇山へ撮影に行っていまして、帰りの国道57号線からは積乱雲の下には濃い雨柱が見え、やがて稲光が見え始めました。熊本市方面では夕立になっていることが判り、激しい雷雨の中に突入する帰りの運転が怖くなりました。


稲光・稲妻の撮影

これらの稲妻の写真は、帰宅後に日が暮れて暗くなってから撮影したものです。昼間でも稲妻は撮影できないわけではないですが、よほどタイミングよくシャッターを押さない限り、一瞬の出来事である稲光を収めることはできません。夜の撮影で条件がよくなるのは、バルブ撮影が可能になるからです。(バルブ撮影に関しては私のサイトの以下ページで詳細に解説していますのでご覧下さい: かんたん!デジカメ天体撮影 http://www.f3.dion.ne.jp/~p2k/digi-astro.htm)。

稲妻を撮るには

稲妻の撮り方について簡単に説明いたしましょう。まず、「この辺に出そうだな」というあたりにカメラのレンズを向け、あとはバルブモードで露出を開始します(雷の光は強いので絞りはF2.8レンズでF8程度まで絞ってOK)。すなわち、長時間シャッターを開けっ放しにしておいて、写野内に稲妻が光ったらシャッターを下ろして露出を終了させます。天体写真でいう流星の撮影方法に似てますね。

今回の2画像は、いずれもこの方法(バルブ)で撮ったのです。1枚目は露出開始後14秒で現れた稲妻、2枚目は露出開始後45秒で現れた稲妻です。露出がある程度ぐにゃぐにゃに曲がりながら進んでいく電気の線(=稲妻)の姿がハッキリ写っています。また、木の枝のようにいくつも枝分かれして、とても迫力があります。これらの稲妻は、地上には達さず上空を駆け抜けるだけで消滅した稲妻です。もし雷が落ちたのであれば、ほぼ一直線に伸びて地面に達します。雷は怖いですが、その迫力ある姿を写真に収めることができたら達成感を味わえます。

稲妻の画像は縮小画像では潰れてしまいますので、等倍表示でご覧下さい。

-----------
実は雷苦手なんですp2k5

開始日: 2005/2/9(水)