10月30日 火星大接近
10月30日 火星大接近
マスコミが 「10月30日! 火星大接近!」 と反日デモのように騒ぐ日。
ブリブリマスコミにとっては火星の見え方なんかどうでもよく、
とにかく「ぶり」に拘ればよい。「ぶり」と「特定の日付」こそが天体ショーを魅せるための重要キーワードなんですから。
とにかく「ぶり」に拘ればよい。「ぶり」と「特定の日付」こそが天体ショーを魅せるための重要キーワードなんですから。
前回の2003年の火星の時にはこの「ぶり」と「特定の日付」を使ってどれだけ一般人を困惑させたことか、きっと奴らは今も気づいてはいない。
意外だったのは、今年は「2年ぶりに火星大接近」と言ってる事。
きゃははは。
マスコミの事だから今年も過去数万年間の火星接近の距離データを算出して
とか言うと思ってたよ。
きゃははは。
マスコミの事だから今年も過去数万年間の火星接近の距離データを算出して
今回と同じ6942万2823kmまで近づくのは○万○千年ぶりです! |
2003年の火星大接近の時の報道でも、ちゃんと ①火星は2年2ヵ月おきに周期的に接近すること、②今回の「大接近」は約15年周期で起こること、③豆知識として5,576万キロの近さまで接近するのが細かい桁数を厳密に計算した場合に約6万年ぶりに近いが、見た目の大きさ的には「6万年」という数字はほとんど無意味で15年周期の火星大接近時の平均的な大きさとほぼ変わらないこと、④火星の接近は特定の日付に起こるのではなくデータ上の「最接近日」を挟む前後約2ヵ月間にわたって火星大接近が続くこと、を、誤解を与えないように読者に説明しておくべきだったんだよ。
前回は「6万年ぶり」と「8月27日」が一人歩きをした結果、
などという甚だしい勘違いを多くの一般人にもたらしたわけだ。
2003年8月27日、火星が6万年ぶりに大接近! 次回は何千年後! |
マスコミの天文現象に対する報道は火星ばかりでなくいつも「それはないだろ」な文章だからな。
我々が突っ込まなくては。
我々が突っ込まなくては。
さて、と。
今日はいったい・・
今日、火星はマイナス2等星まで強烈に大きくなるらしいから、もし昼間でも望遠鏡を向けて最接近の「瞬間」の火星を見る準備しよーーーっと♪ (←こんな奴等に「火星最接近=衝だから無理」と言っても判るはずもない)
今日はいったい・・
2005年10月30日何時何分何秒に火星が地球に最接近するのかなぁ・・? |
※本日の記事中において一部お見苦しい表現があったことをお詫びいたします。
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