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木星一公転

木星一公転
今シーズンもまた、木星が見えてきました。
イメージ 1
撮影日時 : 2005年11月28日 06時08分
撮影地 : 熊本県熊本市
カメラ : ニコン D70
露出時間 : 15.00秒
レンズ : Nikkor 18-70mm (18mm)
レンズF値 : F3.5
撮影方法 : 固定撮影

Photoshop-E.にて画像処理:トリミング、レベル調整、文字挿入

感慨深い「木星の一公転」

さて、そんな地球照の美しい今朝の夜明け前の東天ですが、月のすぐ下にはおとめ座の青白い1等星、スピカが輝き、月の左下には惑星界の王様、木星が昇ってきていました。

明け方の薄明の中、キリッとした寒さの中で東の空の木星を望遠鏡に導入していると、なんだか不思議な感覚にとらわれました。

「あれ? なんか昔にもこういうこと、あったような…」

そうです、私が天文デビューしたのは1992年のこと。偉大なる藤井旭先生の書籍「藤井旭のスターウォッチングガイド」にインスパイヤされて生まれて初めて木星を望遠鏡に導入し、初めて木星と対面したのが1992年12月だったのです。

あれからちょうど13年。木星が天球を一回りして、またおとめ座に帰ってきたのです。木星の公転周期は12年。正確には一公転プラス1年経ちましたが、ついに木星に一回りされちゃった、という感慨深い気持ちでいっぱいです。

人の一生と照らし合わせると木星二回りでおよそ一世代分進みます。長い年月です。そんな今シーズン初の木星を望遠鏡で導入すると、1992年12月に初めて見たときの新鮮な印象が蘇ってきました。低倍率アイピースで初めて木星を見たとき、木星の周囲に4つ綺麗に並んだ四大衛星(ガリレオ衛星)たちの光点がとても美しく、感動したのを思い出しました。と、よく考えれば今の私の年齢はちょうど木星2周り分です。

そんなわけで、私の生誕から木星二回りと天文人生スタートから木星一回りを記念して、今朝撮った木星と四大衛星の写真を載せます。

イメージ 2
撮影日時 : 2005年11月28日 06時17分
撮影地 : 熊本県熊本市
カメラ : ニコン D70
望遠鏡鏡筒 : ビクセン R200SS (口径200mm 焦点距離800mm, F4)
露出時間 : 1.60秒
撮影方法 : 直焦点撮影

Photoshop-E.にて画像処理:トリミング、文字挿入

面倒なので写野回転していませんが、イオとガニメデが縦に並んでいるのが判ります。なお、ステラナビゲータで調べるとこの時Ⅱエウロパ木星の手前に重なっていました。今日は木星高度が低いこととシーイングが良くなさそうでしたので、木星本体のコリメート撮影は行いませんでした。近いうちにDVでやってみたいと思っています。

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土星一回りまであと6年p2k5

開始日: 2005/2/9(水)