月齢3【7月28日撮影】
月齢3【7月28日撮影】
今日も良い天気でした。記録的豪雨を齎した梅雨前線の憂鬱から逃れ、連日太平洋高気圧に覆われている真夏の九州です。
さて、日没直後の西空には月齢3の正真正銘の「三日月」が輝いていました。昨日「二日月」の直焦点撮影を行いたかったのですが、我が家のベランダの死角にあたっていたので導入できませんでした。今日はそんな昨日のリベンジとばかりに三日月の地球照を激写しました。早速ご紹介しましょう。
通常、露出1秒ともなるとモータードライブで追尾撮影しなければ日周運動によるブレが発生するものと思われます。しかし、今回の画像もいつものように追尾なしです。早く新しい赤道儀ユニット(セット)を買おうと思っているのですが…。
西に傾いた月は高度を落すのが早く、ピント合わせに苦戦しているうちにどんどん低空になってきました。ニコンD70ではファインダーを覗いて大雑把にピントを合わせた後、ドローチューブの繰り出し・繰り下げをしてテスト撮影でピントを追い詰めます。こんな時、一般撮影のようにシャッター半押しで「ピピッ!」とオートフォーカスできればなあ、と思いますが、望遠鏡の直焦点撮影ではレンズを使わないからピント合わせは望遠鏡で行わなければならないのです。テスト撮影だけで30~40枚ぐらい消費しました。この画像はISO640に上げて撮影したこともあり、あまり画質が良くありません。また、微小にシャッターブレが発生したのかもしれません。
月齢3.3 |
こちらは露出が短いので月面模様が判ります。危難の海のリム(崖)が立体的に浮かび上がっていますね。大気減光の影響を受けて黄色っぽくなっていましたので、色合いもいじっています。月面の画像処理にシャープ処理は必須といって良いでしょう。
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p2k6◇月馬鹿
p2k6◇月馬鹿