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オリオン大星雲【12月18日撮影】

オリオン大星雲【12月18日撮影】

M42練習撮影レベルUP

機材が不足していても頑張れば何とかなるの星雲撮影篇。赤経微動ハンドル回転式手動追尾による直焦点星雲撮影の練習。赤道儀のセッティングはまず水準器で水平出し。北緯目盛り環を32度に設定、極軸を大雑把に北の方角へ向けガイド鏡なんぞありませんので息を殺して感覚だけで微動ハンドルを回します。一般的には見苦しい写真かもしれませんが、私にとってのM42史上最高作品です。

一眼レフデジカメ/直焦点

M42オリオン大星雲
イメージ 1
撮影日時 : 2006年12月18日 22:36(左上), 22:41(右上), 22:54(左下), 22:55(右下)
撮影地 : 熊本県熊本市
カメラ : ニコン D70
露出時間 : 18秒(左上), 42秒(右上), 48秒(左下), 15秒(右下)
ISO設定 : 500~640
望遠鏡鏡筒 : ビクセン R200SS (口径200mm 焦点距離800mm, F4)
赤道儀 : ビクセン GP赤道儀
撮影方法 : 直焦点・手動追尾撮影(赤経微動ハンドル手動)
Photoshop-E.にて画像処理: 回転、レベル調整、色調整、トリミング

R200SS鏡筒でこれを撮るのが夢だった…。先日のはあまりにもキモすぎましたね(申し訳ありませんでした。ガイドエラーも何も手動追尾ですから。)。星雲の東側の白と赤のエッジ部分が美しく現れて、これぞM42って感じになりました。これもデジカメの進化のおかげです。


ボカしてゴマかして

M42オリオン大星雲
イメージ 2
撮影日時 : 2006年12月18日 22:54
撮影地 : 熊本県熊本市
カメラ : ニコン D70
露出時間 : 48秒
ISO設定 : 640
望遠鏡鏡筒 : ビクセン R200SS (口径200mm 焦点距離800mm, F4)
赤道儀 : ビクセン GP赤道儀
撮影方法 : 直焦点・手動追尾撮影(赤経微動ハンドル手動)
Photoshop-E.にて画像処理: レベル調整、色調整、トリミング

正確に北が上ではありませんが小三ツ星全体が入っています。



明るい恒星も練習

シリウス (-1.4等星)
イメージ 3
撮影日時 : 2006年12月18日 23:17
撮影地 : 熊本県熊本市
カメラ : ニコン D70
露出時間 : 35.40秒
ISO設定 : 640
望遠鏡鏡筒 : ビクセン R200SS (口径200mm 焦点距離800mm, F4)
赤道儀 : ビクセン GP赤道儀
撮影方法 : 直焦点・手動追尾撮影
Photoshop-E.にて画像処理: レベル調整、トリミング

ご存知、おおいぬ座の全天一明るい恒星、シリウスです。明るいこともあり「青」という印象がありますが、意外と主系列星の中間ぐらいで色分類的には白と思います。そういえばシリウスの近くに散開か球状星団の観光名所があったようかな気がしたのですが写りませんでした。あれはアンタレスか。


ベテルギウス (0等星)
イメージ 4
撮影日時 : 2006年12月18日 23:19
撮影地 : 熊本県熊本市
カメラ : ニコン D70
露出時間 : 15.70秒
ISO設定 : 640
望遠鏡鏡筒 : ビクセン R200SS (口径200mm 焦点距離800mm, F4)
赤道儀 : ビクセン GP赤道儀
撮影方法 : 直焦点・手動追尾撮影
Photoshop-E.にて画像処理: レベル調整、トリミング

オリオン座の左上の星ベテルギウス(赤色超巨星)。たしか変光星です(最近話題になっていました)。こんな明るい星の直焦撮影は2~3秒程度の露光でも十分なのですが、輝きを出すためあえて蓄光。太陽系の中でベテルギウス超新星爆発やらかしたら最期です。

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p2k6◇メシエ魂

開始日: 2005/2/9(水)