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土星【4月8日撮影】part2

土星【4月8日撮影】part2
土星の画像処理を工夫してみました。ノイズに埋もれている感じだった土星の画質を、Registaxのウェーブレットの値を1~2段大きいものに変えて、滑らかに描出するよう心掛けてみました。なお、今回の処理はヨネヤン様から頂いたアドバイスを参考にしました。ありがとうございました。


単一フレーム

イメージ 1
生のフレーム。暗いですが土星が写っています。F4に5mmアイピース使用で録画した映像では土星の像は小さいのです。そのため、DVの光学ズームを利用して拡大し、その影響で土星がかなり暗くなっています。拡大率はこれが限界で、これ以上だと暗すぎて素材になりません。写る土星は小さいですが、できる範囲内での画質の向上を目指して処理しました。


画像処理後

土星
イメージ 2
撮影日時 : 2007年4月8日 20時12分
カメラ : ソニー DCR-HC90
望遠鏡鏡筒 : ビクセン R200SS (口径200mm 焦点距離800mm, F4)
アイピース : ビクセン LV5mm
撮影方法 : コリメート撮影
※RegiStax3にて処理: 530 フレームをスタック&ウェーブレット変換、トーンカーブ

ザラつき・ノイズは目立たなくなりましたが、今回はボヤけた感じで解像度は悪いです(昨日の土星より酷い?)。数百フレーム合成しているとはいえ、単独フレームの像が暗い影響、またはノーガイド映像スタックによる像の湾曲(?)などの影響で解像度が落ちているのかもしれません。ノーガイドでは土星が動くのでピント合わせも難しいです。

イメージ 3
撮影日時 : 2007年4月8日 20時11分
※RegiStax3にて処理: 380 フレームをスタック&ウェーブレット変換、トーンカーブ

こちらは表面模様すら判り辛い状況です。フレーム数が足りないのも原因かもしれませんが、やはり表面模様や空隙をはっきり撮るにはもっと倍率が欲しいです。
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開始日: 2005/2/9(水)