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アイソン彗星[11月21日撮影]

アイソン彗星[11月21日撮影]
アイソン彗星の太陽最接近まであと8日! そんな今日11月21日の明け方、5日ぶりに撮影できました。
もう見かけ上でも太陽に近いため、夜明け前の高さが低くなり、同彗星を見られるのも夜明け前のほんのわずかな時間のみです。
明日以降は、ますます見るのが厳しくなります。さて、11月29日の太陽最接近には一体どのような変化を見せてくれるのでしょうか。


【直焦点】薄明の中のアイソン彗星

C/2012 S1 アイソン彗星(2013年11月21日夜明け前)
イメージ 1
2013年11月21日05時54分 / 撮影地 : 熊本県自宅ベランダ / カメラ : ニコンD5000 / ビクセン R200SS +コマコレクター (D=200mm fl=800mm F4) / 直焦点撮影 / ビクセンSXDにてノータッチガイド / ISO : 200 / 露出時間 : 25 秒露出×8 コマ
※ステライメージ5 (トーンカーブ、デジタル現像),PhotoShop CS4 (トリミング)

C/2012 S1 アイソン彗星(2013年11月21日夜明け前) 明暗反転Version
イメージ 2
撮影データは同上

C/2012 S1 アイソン彗星(2013年11月21日夜明け前) 高感度撮影Version
イメージ 3
2013年11月21日05時46分 / 撮影地 : 熊本県自宅ベランダ / カメラ : ニコンD5000 / ビクセン R200SS +コマコレクター (D=200mm fl=800mm F4) / 直焦点撮影 / ビクセンSXDにてノータッチガイド / ISO : 2000 / 露出時間 : 6 秒露出×2 コマ
※ステライメージ5 (トーンカーブ、デジタル現像),PhotoShop CS4 (トリミング)

前回撮影の画像と比較すると、16日には扇状に広がっていた尾の様子が、棒状の一般的な(?)尾に戻っているようです。
過去の例で例えるなら百武彗星からヘール・ボップ彗星になったかのような。そう、今年春のパンスターズ彗星にも似ていますね。

仕上げの段階でPhotoshop側で赤色を強調してみると、尾がカラフルに見えてきました。左がイオンテイルで右がダストトレイルでしょうか?
美しい彗星の様子が写し出せました。
8コマコンポジットしたので、彗星が動いた分周りの恒星が線を描いて、約4分間の移動の様子も判ります。

念のために申しますが、彗星に合わせての本格的な追尾撮影ではなく、恒星時追尾(ノータッチ)の簡単な撮影であります。さすがに薄明の中なので、ISO感度は最低の200にして撮影いたしました。


明日以降、夜明けの東の低空の彗星撮影に挑んでみようと思います。今日までは自宅ベランダからでしたが、明日からは建物に隠されてしまうので、ミニ鏡筒かついで地平線付近も見える見晴らしの良い場所に遠征しようかと思案中。毎朝寒いですが、アイソンを追いかけたい所存であります。
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開始日: 2005/2/9(水)