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ふたご座流星群【12月15日撮影】

ふたご座流星群【12月15日撮影】

流星撮影成功

冬の大三角とふたご群流星
イメージ 1
撮影日時 : 2005年12月15日 00:22
撮影地 : 熊本県熊本市
カメラ : ニコン D70
露出時間 : 30秒
レンズF値 : F3.5
レンズ情報 : 18.0-70.0(mm) F3.5-F4.5 広角端

さて、今年のふたご座流星群は12月14~15日の夜が極大日でした。極大日の今夜、立派なふたご群の写真を撮ることに成功しましたので、ご報告しましょう。

ここ数日は長引く冬型の天気の影響で、毎晩寒気の雲に覆われ、ふたご群の撮影もできず悔しい思いをしていました。極大日の14日夜は午前0時~2時頃にかけて一時快晴となり、念願だったデジタル一眼レフカメラによる「30秒露出の自動連写」でふたご群を狙うことができました。


総撮影枚数 168枚

流星を撮影する場合、カメラを三脚に固定し、ひたすら流星が流れるまで一定の露出時間での撮影を繰り返すのですが、今年のふたご群は満月近い月が煌々と輝いていましたので、露出オーバーにならないように気をつけねばなりませんでした。露出時間は30秒、ISO感度は400に設定し、18-70mmズームレンズの広角端で挑みました。


宝くじが当たったような感動

今回撮影に成功した流星は、00:09に自動連写撮影を開始して12分後、00:22に現れました。20枚目にして、ようやく「当たり」が出たのです。まさに、宝くじが当たったような感覚です。大量に撮影して、ひたすら「当たり」が出るのを待つ。これが宝くじにも似た流星撮影の面白いところです。

今回の自動撮影による総撮影枚数は168枚でしたが、このコマ以外には一つもはっきりとした流星は写っていませんでした。つまり、今回の機材環境では1/168の確率でまともな流星が写る、ということになります。


火球クラス?

流星部分のトリミング
イメージ 2
画像を見て判る通り、流星の輝線は力強く、流星のラインは3ピクセルほどの幅があります。さらに、オリオン座の大きさを超える経路長です。この点からも、相当明るい流星だったものと思われます(写った流星は実際には見ていません)。

おそらくシリウス以上の明るさで華々しく流れたものと思われます。ふたご群の流星は性格が大人しいですので、しし群やペルセ群のように末端で爆発するような火球はないのかもしれません。


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開始日: 2005/2/9(水)