沈む月食を撮影!
今朝、九州地方のみで「月没帯部分
月食」が見られました。
熊本市では快晴。夜明けの青空を背景に素晴らしい写真を撮ることができました。我ながら感動です。
青空を背景に山へと沈む欠けた「赤い満月」
撮影日時 : 2007年3月4日 06時32分
撮影地 :
熊本県熊本市
カメラ :
ニコン D70
露出時間 : 1/13秒
望遠鏡鏡筒 :
ビクセン R200SS (口径200mm
焦点距離800mm, F4)
撮影方法 : 直焦点撮影
※RegiStax3にて 5枚コンポジット、
トーンカーブ、シャープ処理等
いいですね、青空を背景にした
月食! もう少し食分が深ければなお良かったのですが。
とても幻想的で、印象に残る写真が撮れました。
さようなら月食クン (食分0.08、高度1.8度) |
撮影日時 : 2007年3月4日 06時34分
露出時間 : 1/13秒
※1枚写真
(他データは同上)
私は2004年以降、毎年起こっている
月食を4年(4回)連続で見るのに成功しています。熊本は毎回天気に恵まれています。今回は、前回2006年9月8日の
月食からまだ半年しか経っていませんでした。さらに、今年は8月に
皆既月食が控えています。ここまで連勝続きですともう曇る気がしません。今度の皆既も素晴らしい写真を撮りたいです。
大気の影響で歪んだ真っ赤な月食
撮影日時 : 2007年3月4日 06時27分
露出時間 : 1/20秒
※RegiStax3にて 7枚コンポジット、
トーンカーブ、シャープ処理等
(他データは同上)
時間は遡り、欠けはじめの頃です。天文誌の解説でも語られていた通り、今回の月没帯部分
月食では地平高度が低い為に、月が見事に楕円形になりました。これも大気の屈折効果ですね。
また、夕日と同じメ
カニズムで月が真っ赤に染まり、まるで
皆既月食のような写真になりました。実際には、画面向かって左側から欠け始めたばかりです。今回の欠け始め(本影食の開始)は06:29でしたから、食開始2分前の写真です。低空の為、大気の影響で月の淵はギザギザに見えていました。そこで、7枚コンポジットして画質を向上させています。
今回は夜明けの遅い九州の特権で、月没の
月食が見られて大満足でした。
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