M45とM31リベンジ[8月13日撮影]
前回、薄明の中で撮影した2天体を、月齢12の月が沈んだ夜明け前の暗い空の中で再度撮影しました。台風が近くにあり空の透明度は高く、絶好のペルセウス座流星群の極大日でもありました。
【直焦点】天頂のM31リベンジ
M31 アンドロメダ銀河
※PhotoShop CS4,RegiStax6,StellaImage5 にて10フレームスタック,画像処理,トリミング
導入途中で電源が切れたり子午線通過のときに止まったりと、この赤道儀には毎回苦戦させられていましたが、今日は相性がよかったようで、すんなりと導入できて撮影に取りかかれました。M31は天頂近くにあり、天頂プリズムがない接眼部を覗く姿勢は大変でした。
露出は30秒を10コマ。デジカメのリモコンが効かなかったため、露出時間をそれ以上に伸ばすことができませんでした。
撮影結果は、伴銀河M32とともに銀河の腕がくっきりと浮かび上がって、暗黒帯も判ります。自分としてはこれでも大満足。しかし、右下の部分が描出できなかったことと、デジカメのノイズおよび赤かぶりがひどいのが残念です。ステライメージによるデジタル現像の効果もあまりありませんでした。
以前住んでいたところは南向きのベランダだったため、自宅からはM31が撮影できなかったのですが、現在ではベランダから北天領域も撮影可能になりました。
【直焦点】東天のM45リベンジ
M45 プレアデス星団
※PhotoShop CS4,RegiStax6,StellaImage5 にて8フレームスタック,画像処理,トリミング
こちらも30秒露光のコンポジット合成によるものですが、ピントが少しズレていました。また、星団を取り囲む青いガス星雲もはっきりと写らなかったので残念、またトライしてみたいものです。
【直焦点】約束のM42
M42 オリオン大星雲
※PhotoShop CS4,RegiStax6,StellaImage5 にて4フレームスタック,画像処理,トリミング
東の空から昇ったばかりのオリオン座。地平高度が低いためにクオリティは期待できませんでしたが、華やかな星雲なので「寄り道」してしまいますよね。画面に入り込んでいる障害物は電線です。RegiStax6によるマルチポイントアライメントを電線のない領域だけを指定して4コマスタックしましたが、その弊害なのか、三角形状に色合いが微妙に異なる領域が現れてしまいました。
【直焦点】【初】ウルトラマンの故郷M78
M78
※PhotoShop CS4,RegiStax6,StellaImage5 にて4フレームスタック,画像処理,トリミング
オリオン座の三ツ星の左側の星のそばにある、散光星雲M78。初めて撮影に成功しました。高度が低いのと露出不足とHαカットフィルターの影響でいまいちはっきりしませんが、天体写真のプロになったらこの領域も鮮明に写せるようになるのかな、と思いを馳せました。
今夜はペルセウス座流星群極大日
ペルセウス座流星群2019
※PhotoShop CS4 にて画像処理,トリミング
この流星は実際に目撃しました。わずか1分間のうちに3つも流星が流れた、その2個目の流星です。電線と電線の間にうまく収まってくれました。実際に見えた流れ星を写真に残すことができると嬉しいですね。
そのほかにも、撮影はできませんでしたが、自分のペルセ群史上最大の火球も目撃。緑色に眩しく閃光を放ち、永続痕も残りびっくりしました。今年のペルセ群もたくさんの流れ星が出ていました。
---
#天体写真 #星 #銀河 #星団 #直焦点撮影 #FS-60CB #ペルセウス座流星群
▼こちらからの移植記事
p2k8 BLOG SKY