p2k8 blog mini

イラストを中心にその他色々紹介**天体写真はこちらに移転しました→https://p2k8-net.fc2.net/

M1かに星雲ほか[8月29日撮影]

M1かに星雲ほか[8月29日撮影]
今日未明は晴れていたので、久しぶりに天体撮影ができました。購入して25年目になる20cm反射望遠鏡「R200SS」による有名メシエ天体の画像です。


  【直焦点】おうし座にある超新星爆発の残骸

M1 かに星雲
イメージ 1
2019年08月29日03時29分 / 撮影地 : 熊本県自宅ベランダ / カメラ : ニコン Nikon1 v3 / 直焦点撮影 / 望遠鏡 : ビクセン R200SS (D=200mm fl=800mm F4)+コマコレクター / 露出時間 : 30秒×10 合計300秒 / ビクセン SXD にて追尾
※RegiStax6 にて10コマスタック,PhotoShop CS4にて画像処理,トリミング

 

うしの角の先にあるM1、かに星雲。まだ地平高度も低めでしたが、早く撮影してみたかった超新星残骸なので、今日はじっくりと撮影枚数を稼いで撮影してみました。

 

ノータッチガイドなので残骸のモヤモヤしたところまで捉えることはできませんが、赤い星雲と違って無改造のミラーレス一眼レフでもハンディキャップがなく撮れるのが魅力といったところでしょうか。撮影結果は30秒露出でも露出不足といった感じで、ディテールまではわかりませんでしたが、新潟県佐渡島のような形をした星雲の姿がよく判ります。赤と青の模様が織り交ざっている星雲ですが、その様子がわかるでしょうか。



  【直焦点】20cm反射で暗黒帯くっきり

M31 アンドロメダ銀河
イメージ 2
2019年08月29日03時10分 / 撮影地 : 熊本県自宅ベランダ / カメラ : ニコン Nikon1 v3 / 直焦点撮影 / 望遠鏡 : ビクセン R200SS (D=200mm fl=800mm F4)+コマコレクター / 露出時間 : 合計286秒 / ビクセン SXD にて追尾
※RegiStax6 にて4コマスタック,PhotoShop CS4にて画像処理,トリミング

 

M31は前回も載せましたが、今回は光学系がFS-60CB(6cm)からR200SS(20cm)に変わっています。その分光をたくさん集められるので、明るく写ると期待したのですが、思ったほどではありませんでした。それでも、銀河の腕が織り成す暗黒帯(黒い帯)がくっきりと判りますね。

 

ニコン1v3はもともと画角が狭いうえ、アンドロメダ銀河は銀河系のお隣の銀河のため距離が近く大きいので、画面に収まりきれませんでした。本当はM33を撮りたかったのですが、ベランダ観測のため導入できず諦めたのでした。


  【直焦点】すばるの周りに広がる青い星雲

M45 すばる
イメージ 3
2019年08月29日02時39分 / 撮影地 : 熊本県自宅ベランダ / カメラ : ニコン Nikon1 v3 / 直焦点撮影 / 望遠鏡 : ビクセン R200SS (D=200mm fl=800mm F4)+コマコレクター / 露出時間 : 合計約500秒 / ビクセン SXD にて追尾
※RegiStax6 にて8コマスタック,PhotoShop CS4にて画像処理,トリミング

 

すばるも最近よく載せていますが、今回は露出を長くかけて、すばるの星の周りに広がるガスのディテールに迫ってみました。こちらもM1同様、Hα光不足のハンディキャップなしで撮れるメシエ天体です。

 

一番明るい画面中央の星、アルキオーネはボーッと青いガスに取り囲まれています。そしてその右上のメローペを取り囲むガスは、斜めにブラシで掃いたようなガスの流れが確認できます。もう少し長く露出をかけるともっと細かい模様が写りそうですね。今後の楽しみにとっておきたいものです。


  【お知らせ再告】ブログの移転について

さて、2005年2月から14年半にわたって更新してきました(但し2008~2012年に4年間ブランクあり、しかもその後は更新ペースが半年に一度に低下という…)が、この度Yahooブログが12月15日にサービス終了。それに先駆け、8月末日で投稿ができなくなるということで、つまりブログを引越ししました。移転先はFC2ブログとなります。

 

移転先: p2k8 BLOG SKY over
https://p2k8-net.fc2.net/

 

なお、イラストに関しましては、今後こちらのブログ(p2k8 BLOG mini)にて続けて参ります。
---

開始日: 2005/2/9(水)