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ペルセ群極大【月齢8】

ペルセ群極大【月齢8】

夏の風物詩

さて、今年もペルセウス座流星群の季節がやってきました。今年の極大夜は今夜、8月12/13日です。さらに極大予想時刻は午前4時となっています。幸運なことに、今年は月が夜半前に沈みますので、暗夜の下でペルセ群を堪能できそうです。月明かりがあれば、微弱な星の光がかき消されて、暗い流星が見えなくなるのです。今年の極大夜は月の無い夜ですので、素晴らしい流星の姿を見ることができるでしょう。


今夜の天気

さて、気になる天気ですが、天気予報を見てお判りの通り、九州・中国・四国地方以外の地方では、曇りや雨の愚図ついた空模様となりそうです。私の住む九州は、宵の現在、よく晴れています。今夜はペルセ群を撮影しに山へ遠征する予定です。但し、仕事の関係で午前2時には切り上げなくてはならないので、極大時刻(午前4時)の頃の空を撮れないのが残念です。


流星撮影も時代の流れで…

今の時代、一眼レフデジカメによるインターバル撮影など、流星撮影も自動化できるようになりました。それゆえに、流星撮影がうんと手軽に、効率的になりました。「苦労して撮る」必要がなくなったのです。私も4~5年前までは、ペルセ群やふたご群のような主要流星群を銀塩カメラで狙っていたので、フィルム代・現像代などを無駄に浪費していました。これは悪く言えば、資源の無駄遣いです。何せ、流星の写っていないコマは無駄になるのですから。それに対し、今広く普及している一眼レフデジカメですと、流星の写らなかったコマはその場で消去できるので、無駄になる資源は何もありません。デジタルとは、「形の無いもの」ですからね。そのメリットを活かし、メモリー容量の許す限り、大量に撮影することができます。


露出30秒の連写で狙う、今年のペルセ群

私の一眼レフデジカメ、D70の最長露出時間は30秒です。カメラを連写モードに設定して、シャッターボタンを押し込んだ状態にしておくことで、D70は同じ写野で連続して30秒露出の撮影を繰り返します。こうすることで、流星撮影を自動化できるのです(これは某天文誌に載っていたウラ技です)。ただ、D70の場合赤外リモコンしかありませんので、シャッターボタンを押しっぱなしにすることができません。その為、シャッターボタンの上に小さい玉か何かをガムテープで貼り付けて押し込むことで「シャッター押し込み状態」を維持しようかと思います(うまくできるかどうか判りませんが)。ともかく、今回が初めて一眼レフデジカメD70で撮る流星群ですので、今夜はぜひとも大量に収穫したいです。なお、(2001年の特別なしし座流星雨を除いて)流星群の流星を撮影することに成功したのは2002年のふたご群http://www.f3.dion.ne.jp/~p2k/image/ast_0212gem.jpgのみです。放射点に近く(=見かけの速度が遅い)明るい流星だと確実に写り込んでくれるでしょう。


狙いたい星座

今夏は明るい火星がくじら座にいますので、火星と流星が競演する画像を狙うと話題性のある写真が撮れて面白いかもしれませんね。その他にペルセ群狙いで撮ってみたい星座は、おうし座・オリオン座・ふたご座・カシオペア座あたりですね。特におうしやオリオンは賑やかな星域ですので、流星が入ってくれると美しい流星写真になるでしょう。


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EOS 20Dのインターバル撮影できるリモコン羨ましいp2k5

開始日: 2005/2/9(水)